蒲鉾
蒲鉾(かまぼこ)と言えば一見無くてもよさそうに見える木の板の上に、山型や扇型など様々な形で成型された蒸しかまぼこのことです。
さて、この木の板は必要なのか?とよく質問を受けます。 一見必要なさそうなこの木の板(以下かまぼこ板と記載)、実はとても重要な役割をはたしているのです。
蒲鉾(かまぼこ)は、蒸す時、冷やす時に、水分を吸ったり吐いたりします。その際にかまぼこ板が水分の出し入れをすることでかまぼこの水分量を一定に調整してくれます。 また、かまぼこ板にのせることで見た目も美しくなり、水分調整の役割をし、腐敗を抑制する効果があります。 蒲鉾(かまぼこ)が板付きになったのは、安土桃山時代といわれ、料理人が献上品としてのしつらえを持たせるための工夫もあったのかもしれません。 その他にも、すり身に触らずに成形でき、加熱時などの持ち運びにも便利であることなど様々な役割を果たしているようです。
生魚だけで作った蒲鉾(かまぼこ)は、「シコシコ」ではなく、弾力はあるのに「プリプリ」という表現がぴったり。化学調味料が入っていないので、自然な魚の味を存分に楽しむ事ができます。普段なら一口で飽きてしまう蒲鉾(かまぼこ)も、淡白な薄味なのでもう一口・二口と食べたくなります。
内容量 | 1本200g |
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原材料 | 魚肉、砂糖、澱粉、塩、卵白、焼酎、魚エキス |